友人との付き合いや、営業の方の言われるがままに医療保険を選んでませんか?

それって実は損をしている可能性があります。

選んだ医療保険が、実際本当に自分に適しているのか気になりますよね。

今選んだ保障は、もしかしたらあなたに相応しくないかもしれません。

■独身ながら、家庭への保障を重視した医療保険を選んでいる
■還暦を目前にタイミングながら、選んだ医療保険の保障が薄い


選び方次第でこのような保障のミスマッチが生まれる可能性があります。

ミスマッチを生まず、本当に適した医療保険の選ぶ方法とは、「年代別に重視するポイントを変えて選ぶ」ということです。

このページでは、年代別に医療保険を選ぶ上で重視するポイントを紹介していきます。

それでは早速見ていきましょう。

まずは確認!医療保険の選び方で見るべきポイント6つ

基本的に医療保険は、けがや病気の保障を行うために加入する保険です。死亡保障の生命保険とは、ニーズが異なります。

その前提を知った上で医療保険を選ぶ上で重視するべきポイントを下記の6つにまとめました。

加入を検討する際に下記のポイントを確認して頂くことをおすすめ致します。

■終身か定期か
⇒保険金を積み立てるか、掛け捨てにするか?

■給付金日額
⇒入院した場合、1日いくらの給付金が必要か?

■保障保険日数
⇒いつまでその保障が必要か?

■特約
⇒がんや三大疾患、先進医療の特約はついているか?

■限度日数
⇒一回の入院に対して、何日間保障してもらえるか?

■払込み期間
⇒いつまでに保険料の支払いを終わらせたいか?

ざっくりと、保険選びの上での大切なポイントについて説明しました。
より詳しい情報をお知りになりたい方は、下記のサイトをご参照下さい。

参照サイト:医療保険おすすめ.com ~人気の保険商品比較ランキング~

ここで1番重要になるポイントは、「定期」か「終身」どちらを選ぶのかということです。

たくさんの意見はあると思いますが、「若いうちは定期、年を取ってからは終身を選ぶこと」をポイントとして管理人はおすすめします。

病気にかかるリスクが低い時期は定期保険で最低限の保障を行います。

そしてリスクが上がってくる30代以降に対しては、保障+貯蓄を重視して終身保険を選ぶ方が良いと考えます。

基本的に終身医療保険に新規加入する際は、年齢を重ねている時の方が月々の保険料が高くなります。

しかし最初に定期保険を選んで、後から終身保険を選ぶのには理由があるのです。

「最終的に貯蓄と保障を兼ねて終身に加入するなら、何故最初から加入しないの?」
「後から終身を選んで高くなるのなら、始めから終身でいいのでは?」


そんな声も聞こえてきそうですが、その点も加味しつつ、下記では年代別に医療保険はどう選んでいくべきなのかのポイントを説明していきます。


20代はコストパフォーマンスを重視する

まずは大前提として、医療保険を選ぶ上でのポイントをお伝えしました。
ではここからは年代別に見ていきましょう。

20代が医療保険を選ぶべきポイントは下記の2つです。


「安さに比例しない充実した保障の医療保険」を選ぶ

就職してから間もないため、貯蓄と収入が少ない傾向にあります。

少ない保険金額で最大限の保障を得られる保険=タイトルにもあるように、コストパフォーマンスに優れた医療保険を選ぶことが好ましいです。


「見直しがきく医療保険」を選ぶ

20代男性の70%、女性の60%が独身です。
この後結婚をするなどして、大きくライフスタイルが変わる可能性があるためです。


定期と終身どちらを選ぶべきか

20代の場合は、定期保険を選ぶことを管理人としてはおすすめします。

理由としては下記の2点があります。

■若いため、病気にかかるリスクが少ない

⇒大きな病気にかかる確率はかなり少ないです。がんを例にしても、20代で発祥する可能性は1000人に1人という結果が出ています。

■保険料が終身の場合割高になりがちだから

⇒終身の医療保険は保険料が割高になりがちです。条件にもよりますが、1ヶ月の保険料が4倍以上になってしまうこともあります。

病気のリスクが少ない上に、貯蓄・収入が少ない時期で終身医療保険を選ぶのはあまり得策ではないのではないかと思います。


30代は家庭も考えた保障内容のものを

ここからは30代での医療保険の選び方についてご説明します。

男女により、重視するポイントが一番変わってくる年代ですので、別々にご説明致します。

男女別の選び方のポイントとして下記2点があります。

男性は「家庭のことも考えた保障内容の医療保険」を選ぶということ


男女ともに60~70%は結婚するため、家庭をもち始める年代です。

よって家族のことを考え、自分に万が一のことがあった時の保障や、働けない状況に陥った際のことを考えた医療保険を選ぶ必要があります。

またがんや三大疾患のリスクが高まってくる年代ではありますので、その点はもちろん考えて医療保険を選ぶようにしましょう。

女性は「出産に対する保障内容が充実した医療保険」を選ぶということ


可能であれば出産前に医療保険に加入しておきたい年齢です。

理由として、帝王切開が医療保険の保障対象となるからです。

帝王切開での出産は年々増え続けています。(※1)
出産時の保障を考えつつ医療保険を選ばれることをおすすめします。

(※1) 今や5人に1人…年々増加している帝王切開による出産

こちらも女性特有の疾患のリスクが高まってくる年代となります。その点も加味した保険選びを行いましょう。

また、独身の方の場合は上記と同じ選び方でOKです。
何故なら、病にかかるリスクとしては独身でも、家庭を持っていなくても同じだからです。

総括として、30代を超えたあたりから病に関するリスクと、それに関係した家庭への影響を考え始めた方が良いでしょう。

定期と終身どちらを選ぶべきか


30代の場合でも、管理人は終身をおすすめします。

理由としては、終身の医療保険はこのタイミングから加入すると、保険料がお得になるからです。

⇒40~60代から終身の医療保険に加入するより、30代から加入した方が保険料は割安になる傾向にあります。

将来的に終身を考えているあなたは、病のリスクが出始める30代での加入をおすすめします。


40代は子供にフォーカスして決める

40代は、更に考えて医療保険を選ぶ必要があります。
主に考えなければならない要素として、下記の3点があります。

■子供の教育費との兼ね合い
■住宅ローンによる家計への圧迫
■疾患のリスク(更年期傷害、女性特有の疾患)


この点を踏まえて医療保険を選ぶ上でのポイントとなるのは、
「家計への負担を減らし、特約によって疾患を対策できる医療保険」を選ぶということです。

病へのリスクが30代より高まり、支出がかさんでくるという状況に40代は陥りがちです。
20代よりもっとシビアに、保険料と保障を天秤にかけて選んでいく必要があります。

定期と終身どちらを選ぶべきか


40代では、迷わず終身を選ぶべきです。前述した通り、年齢が高くなるにつれて終身の新規加入の際の保険料は高くなります。

最終的な着地点として終身保険加入によって、保障と貯蓄を兼ねることが大切なのは冒頭で述べた通りです。

この段階での加入をおすすめ致します。


50代はセカンドライフを加味する

50代はたくさんの節目の時期です。
よってこの年代では医療保険を、次のような観点で選びます。

■節目に合わせて、医療保険の見直し
■今後のセカンドライフに合わせた医療保険選び


大事な節目のポイントとして、次のようなことが挙げられます。


子供が独立する時期である

死亡保障等は最低限だけで済むようになってくる時期といえます。
家族への保障という点を見直すタイミングです。


健康面などから、最後の見直しタイミングである

病にかかるリスクが格段に高くなる年代です。持病を持った場合入れなくなる医療保険もありますので、見直しのタイミングとしてはリミットの年代といえます。

また、昔からの医療保険に入り続けている方もいらっしゃると思いますが、その保険はがんなどの先進医療などの保障に対応していない場合があります。

いざ重大な病気にかかった際に、保障金が出ないといった可能性もあります。見直しされることをおすすめ致します。


定期と終身どちらを選ぶべきか

50代も終身をおすすめします。逆に50代で定期保険に入ると、結果的に損をするリスクが高まります。

例を挙げると、50代で10年更新の定期の医療保険に加入したとします。10年更新のため、60代でまた更新が必要になります。

その場合、60代で加入した保険の月々の負担は非常に高くなります。

終身の医療保険に加入することが、保険料としても保障の観点からもおすすめです。


60代は資産状況と今後の収支を考える

60代になると定年を迎えるため、また違った観点から医療保険の見直しを行う場合があります。

大切なポイントとしては下記2点があります。

■退職金及び年金での生活となるため、今後の収支を考えること

⇒よりシビアに、保険料などは検討していく必要があります。

■入院のリスクが最大に高まるため、保障の振り方を考えること

⇒がんなどを含めて、病気にかかるリスクが大変高くなります。


持病の有無には注意が必要

60代になると、持病を抱えてらっしゃる方もいらっしゃるのではないでしょうか?持病があるかないかで、加入を断られるケースというのもございます。

引受け緩和型と無選択型の保険なら入れる可能性が高まりますが、いくつか注意する点があります。

■月々の保険料が一般の医療保険の1.5~2倍が相場になっている点
■特約が少ない(先進医療の特約、三大疾病の特約などしか受けられないケースがほとんどです)



保険の見直し方法の具体例

■死亡保障を入院・通院への保障へ切り替える

⇒子供がいらっしゃる場合、独立されているケースが殆どだと思います。その場合、死亡保障の効力はあまりないと考えてもらって良いです。

何故なら、お子さんが独立すると教育にかかる費用や生活費を保障する必要がなくなるためです。

この年代に差し掛かったら、死亡保障よりも通院、入院への保障を手厚くしていく方が良いと考えます。

■先進医療の特約を手厚くする

⇒病気のリスク、主にがんなどを発症するリスクは60代から急激に高まります。(※2)
先進医療の特約を手厚くしていきましょう。

(※2) 最新がん統計

こちらのように、死亡よりも病気やけがに備えていくことを意識して医療保険は選択していくことが大切です。

定期と終身どちらを選ぶべきか

60代になると、どちらを選ぶか検討が必要です。

■何歳まで保障をつけるか
■1日の入院保障がいくらなのか
■保険料は払えるのか

自分のご身体の状況と相談して、医療保険の種類を選択することが大切であると考えます。上記の点を検討した上で保険料が払えるなら、管理人としては終身の保障を選ぶことをおすすめします。

また、すでに終身の医療保険に加入されていて、解約金が貯まっている方もいらっしゃると思います。

その場合は60代で必ずしも医療保険に加入する必要もないかもしれません。
なぜなら入院等の事態に陥った場合、積立金を崩して支払いに充てることができるからです。

医療保険はライフスタイルとともに選び方を変えるべき

ここまで医療保険の選び方について説明してきましたが、いかがでしたか?

最後にポイントをおさらいしておきましょう。

■保障の期間、特約、保険給付金の3ポイントはチェックする
■20代はコストパフォーマンスに優れた医療保険を選ぶ
■30代は家庭のことを考えて医療保険を選ぶ
■40代は教育費やローンとの兼ね合いを考えて選ぶ
■50代は節目に合わせて選ぶ
■60代は収支計画を立てて保障内容を見極めて選ぶ

医療保険はライフスタイルに合わせて随時選んでいくものです。
年代別に応じて見直しされることをおすすめ致します。

また医療保険は最終的に入院、通院などの医療費に対する備えなので、年代が高くなり、充分な貯蓄がある場合は不要になる可能性があります。

「自分の条件に合わせて決めるものだけど、不安だから色々知ってる人に相談して決めたい」

そんなあなたは、まずはFPや保険代理店でご相談されてはいかがでしょうか?

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